みなさんはどう思う?ヒカキンのCM出演にみる2014年動画マーケティングについてまとめてみた。
2014年、WEB動画マーケティング業界で起りそうなことを少しばかりだが
まとめてみた。
なお、既に起っている現象も含め独断で書いています。
1■YouTuberを起用した動画制作と露出が増える
ヒカキンのCMデビューは、放送と通信の融合の具体化かもしれない
の記事にも記載されているように、YouTuber(ユーチューバ―)といわれるクリエイターの放送業界への進出が増えるかかも?
アンファーのヒカキンデビューは印象に残ったし、今後もヒカキンにかわる
人気YouTuberが出現すればその可能性は大いにあるのではないかと思う。
(これは代理店の提案次第でもあるが)
アンファー 9代目スカルプD「投稿動画」宮迫博之 蛍原徹 HIKAKIN - YouTube
あくまで今回の施策は再生回数というより、PR要素を加味してプランニングされたのかなーと推測してみる。
さらに、少し振り返ってみると、去年ネスレさんでも
”ふわラテ”という商品でYouTuberを使ったプロモーションを行っていて
ユーザー投票により優秀作品に選ばれた佐々木あさひさんの作品が
本人出演のもとCMに起用されるという事例もある。
[English Subs] Soft and Sweet Makeup1分で分かる ...
上の映像はネスレの例だが
映像を見てわかるとおり、佐々木あさひさんの世界観は壊さずに映像は構成されている。(メイクを中心とした動画の中に、商品がインフォマ的に入っている感じ)
ちなみに、再生回数は606,546となっている。
佐々木あさひさんの場合、メイクに特化した動画でチャンネル自体構成されているので今回の動画についても軸はぶれずに、商品を入れ込んだ作品になっている。
このような個性を生かした作品がYouTuber作品ならではなのかな考えられる。
まとめると
アンファー×ヒカキンのCMに関しては、あくまでCMコンテンツの企画として
ヒカキンを起用しCMからWEBまで統一感のある演出で行きましょう!
だが、ネスレの場合は純粋にWEB発信からのCM展開と⇒の方向が若干違うが
よい例だということがわかる。
これらのように、より話題性の高い動画が制作できれば動画をフックにニュースメディアやミドルメディアでの露出を狙い最終的にYahoo!の映像トピックスに掲載されるといったスキームが構築できればグッドだろう。
(おそらくその場合50万再生くらいはいけるのではないか?)
ただし、YouTuberを起用した動画制作に関してはNG事項やNGワードなど
はオリエン時で指定することが可能だが、あくまでYoutuberのオリジナル性を
重視するため、どのYouTuberを選定して動画を制作するなど
クオリティを担保するための作業は結構発生してくるだろうなと思われる。
一歩間違えると何百万もかけて再生回数、数百回だ。なんてことあり得る話だ。
そんなYouTuberを束ねた団体MCNを運営するクリーク・アンド・リバー社に
お願いすれば、Youtuberのキャスティングからストーリーボードの制作、映像の
クオリティ管理など一挙にできるので、そちらにお問い合わせして動画制作を依頼してみるのもよいだろう。
(もちろん、このブログ経由でもOKなのだがw )
ということで、
企業のYouTuberを起用した動画制作は2013年は各社様子をうかがう年であって
2014年はナショナルクライアントではないけど、デジタル周りにリテラシーの高いクライアントの動画企画が増えてくるだろうと予測される。
ただ、アンファーのような事例はまだまだ稀のような気がする。
2■WEBプロモーションに動画コンテンツが増える
いままでリッチコンテンツといえば、
フラッシュなどを使った、コンテンツだったがここ最近、動画コンテンツを多投したWEB上でのスぺコンが増えてきている。
<例>
はなまるうどん ススリンカップ2014
http://susurincup.hanamaruudon.com/
日産DAYZ 30日間クルマと暮らして、貴女、ホントに買いますか?
http://social.nissan.co.jp/CAMP/30DAYZ/movie.html
上記、2タイトルを上げてみたが
「ススリンカップ」ではタレントを起用したエンタメ感のある映像でコンテンツの軸となり
一方の「日産DAYZ」では一般ユーザーを巻き込んだリアルな体験がうまく映像で表現されている。
このキャンペーンを通じて動画を活用し、さらにユーザーを巻き込んでいくことで、
モニターと視聴者とメーカーの間で積極的なコミュニケーションを作り出している
のではないかと。
参考までに「お雑煮美人」という動画を使ったWEBサイトがあるが
頑張っているのはわかるが予算がなかったのか、少し突き抜けてない感じをうける。
2014年も引き続き、映像をコンテンツの軸に置いたスぺコンは多くみられるだろう。
3■動画広告(YouTube広告など)が盛んになる
イーマーケッターがユーチューブの広告収入を推計。2013年の広告収入は前年比51.4%増の56億ドル。
http://www.emarketer.com/Article/Advertisers-Spend-560-Billion-on-YouTube-2013-Worldwide/1010446
とあるように、米国では前年の倍で伸びている。この影響の波は日本でも少なからずうけるだろうと。
この記事でもまとめられているように、
動画広告元年と呼ばれた2013年 人気だった動画広告ベスト10
ナショナルクライアントや映画業界の出稿が2013年は目立っていたような気がする。
僕自身、映画関連で動画広告(30秒)を制作したりもした。
2014年はナショクラ、映画業界は引き続き、それに続き、音楽業界、ファッション業界でお金があるところは積極的に動画広告を活用していくのではないかと
考えらる。
僕自身も波において行かれないよう、動画広告の提案を差し込める際はいれて
いきたいと思う。
という感じで現時点で起りそうなことをまとめてみました。
今後も動画関連は気にしてみていきたいとおもいます。